■ワールドマジックカップ
旧世界選手権のチーム戦部分だけ切り出したみたいな感じ。強豪国と見做されている国が必ずしも勝ちあがらない、生涯プロポイントが0の選手が結構出ている、その辺りに起因する微妙な盛り上がらなさ。
まあ一発勝負の予選で4人中3人決めて、たった7回戦の初日で半数以上の国をカットオフするようなフォーマットならこんなようなことが起きる確率は低くないだろう。フォーマットが変わらなければ多分毎年似たようなことになる。
もちろんこれは後出しで言っているし、代表選手を貶める心算はない。一発勝負の予選を勝ち上がることだってめちゃめちゃ凄いのはわかっている(おれには絶対無理だ——そもそも予選にも出られないけど、能力的に無理だとわかっている。どんなに鍛えても 100m を 11 秒台で走れないのと同じように)。日本代表はあれほどのアクシデントにもかかわらず会場に向かうことを選んでテーブルについた。それだけでも尊敬に値すると思う。
でも、それはそれとして、今回のトップ8見て「これはワールドカップのトップ8にふさわしい国々だな」って思った人居るんだろうか。
もともと短期決戦ならこんなもんだろう、ぐらいに割り切ってる人が多いのかな。
繰り返すが、トップ8に残った国やその代表選手を貶める心算はない。これはこれで大会の方向性としてはありかも知れないとも思う。
■ピーキー
自分がこの言葉を知ったのは『BREAK-AGE』で、確かビリーが「マニア向けのめっちゃバランスが悪いVPっちゅうこっちゃ」という説明をする場面があったと思う(ということはカプリコーンのことか?)(追記-2012-08-28:あってた。カプリコーンについて長船が「本家デッガーから鳴り物入りで発売されたたいへんピーキーなVPでね」みたいな説明をしているコマの背景でビリーが上記の科白を発している。)。年代的には『AKIRA』を先に読んでいるはずなのだがそちらは全く憶えていない。
そんなわけで我が家(というか兄弟間)ではたとえば初代スト2のザンギエフみたいなキャラを「ピーキー」という、ような使い方をしていた。あと『F-ZERO X』の EAD とか。今思うと微妙に合っていない感もある。
よく使う辞書では「やつれた、やせた」「具合の悪い、病気の」という意味が最初に出ているのでそこから派生したのだと思っていた。
■前回のポエム
最後にスターターについて補足したのだが、フィクションなんだから当然知ってる奴(この場合はトシミツ)を登場させるのが正解ではある。が、抹殺者の回でトシミツの視点にしてしまったので今回変えざるを得なかった。この2回のどちらかでサキモトの視点にしたかったからだ。もっと書けばオオジマがサキモトの後輩であることを明示したかったから。
解決方法としてはもうひとつ「オオジマかサキモトが知っていることにする」というのがあるのだけど、長い目で見るとやらない方がいい。たったひとつの知識だけど、知っている/知らないが問われる場面を描くことは殆どないわけで、その数少ない機会で設定の逆を書いてしまうことはほとんど設定の変更に等しいから。
フィクションという形式だとこんな風に情報として伝えたいことと作劇上の都合とがコンフリクトすることがあってめんどくさい。そのめんどくささが面白いところもあるのだけど、大抵は単純にめんどくさい。
『フンタ』は政治を題材としたボードゲーム。「学生が政府の弾圧を非難する文書を流布する」というカードがあるのだけど、そのカードにはビラを持った学生が警察官にぶん殴られてるイラストと「効果なし」の一文しか書かれておらず、当時はなんじゃこりゃと思ったものだった。今思うに学生がそんな文書撒いたところでそりゃ効果無しですよねとしか言いようがないし、ある意味ではゲームの雰囲気をあらわしてもいる。ちなみにこのカードとは別に影響力カードに「学生」というのがあって、そっちは一応数字あったと思う(大したことはないんだけど)。
旧世界選手権のチーム戦部分だけ切り出したみたいな感じ。強豪国と見做されている国が必ずしも勝ちあがらない、生涯プロポイントが0の選手が結構出ている、その辺りに起因する微妙な盛り上がらなさ。
まあ一発勝負の予選で4人中3人決めて、たった7回戦の初日で半数以上の国をカットオフするようなフォーマットならこんなようなことが起きる確率は低くないだろう。フォーマットが変わらなければ多分毎年似たようなことになる。
もちろんこれは後出しで言っているし、代表選手を貶める心算はない。一発勝負の予選を勝ち上がることだってめちゃめちゃ凄いのはわかっている(おれには絶対無理だ——そもそも予選にも出られないけど、能力的に無理だとわかっている。どんなに鍛えても 100m を 11 秒台で走れないのと同じように)。日本代表はあれほどのアクシデントにもかかわらず会場に向かうことを選んでテーブルについた。それだけでも尊敬に値すると思う。
でも、それはそれとして、今回のトップ8見て「これはワールドカップのトップ8にふさわしい国々だな」って思った人居るんだろうか。
もともと短期決戦ならこんなもんだろう、ぐらいに割り切ってる人が多いのかな。
繰り返すが、トップ8に残った国やその代表選手を貶める心算はない。これはこれで大会の方向性としてはありかも知れないとも思う。
■ピーキー
自分がこの言葉を知ったのは『BREAK-AGE』で、確かビリーが「マニア向けのめっちゃバランスが悪いVPっちゅうこっちゃ」という説明をする場面があったと思う(ということはカプリコーンのことか?)(追記-2012-08-28:あってた。カプリコーンについて長船が「本家デッガーから鳴り物入りで発売されたたいへんピーキーなVPでね」みたいな説明をしているコマの背景でビリーが上記の科白を発している。)。年代的には『AKIRA』を先に読んでいるはずなのだがそちらは全く憶えていない。
そんなわけで我が家(というか兄弟間)ではたとえば初代スト2のザンギエフみたいなキャラを「ピーキー」という、ような使い方をしていた。あと『F-ZERO X』の EAD とか。今思うと微妙に合っていない感もある。
よく使う辞書では「やつれた、やせた」「具合の悪い、病気の」という意味が最初に出ているのでそこから派生したのだと思っていた。
■前回のポエム
最後にスターターについて補足したのだが、フィクションなんだから当然知ってる奴(この場合はトシミツ)を登場させるのが正解ではある。が、抹殺者の回でトシミツの視点にしてしまったので今回変えざるを得なかった。この2回のどちらかでサキモトの視点にしたかったからだ。もっと書けばオオジマがサキモトの後輩であることを明示したかったから。
解決方法としてはもうひとつ「オオジマかサキモトが知っていることにする」というのがあるのだけど、長い目で見るとやらない方がいい。たったひとつの知識だけど、知っている/知らないが問われる場面を描くことは殆どないわけで、その数少ない機会で設定の逆を書いてしまうことはほとんど設定の変更に等しいから。
フィクションという形式だとこんな風に情報として伝えたいことと作劇上の都合とがコンフリクトすることがあってめんどくさい。そのめんどくささが面白いところもあるのだけど、大抵は単純にめんどくさい。
『フンタ』は政治を題材としたボードゲーム。「学生が政府の弾圧を非難する文書を流布する」というカードがあるのだけど、そのカードにはビラを持った学生が警察官にぶん殴られてるイラストと「効果なし」の一文しか書かれておらず、当時はなんじゃこりゃと思ったものだった。今思うに学生がそんな文書撒いたところでそりゃ効果無しですよねとしか言いようがないし、ある意味ではゲームの雰囲気をあらわしてもいる。ちなみにこのカードとは別に影響力カードに「学生」というのがあって、そっちは一応数字あったと思う(大したことはないんだけど)。
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