引き続き後編です。

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原文:The Dragonmaster’s Lair - The Best Decks I’ve Ever Played (2011-04-08)
http://www.starcitygames.com/magic/misc/22234_The_Dragonmasters_Lair_The_Best_Decks_Ive_Ever_Played.html


デッキ名:スーパー・グロウ
トーナメント:グランプリ・ヒューストン2002
デッキリスト:


メインデッキ:
3 《冬の宝珠/Winter Orb》
4 《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》
3 《秘教の処罰者/Mystic Enforcer》
4 《クウィリーオンのドライアド/Quirion Dryad》
4 《熊人間/Werebear》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
3 《目くらまし/Daze》
2 《撃退/Foil》
4 《Force of Will》
4 《噴出/Gush》
3 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4 《土地譲渡/Land Grant》
4 《手練/Sleight of Hand》
1 《島/Island》
4 《氾濫原/Flood Plain》
1 《Savannah》
4 《Tropical Island》
4 《Tundra》

サイドボード:
1 《冬の宝珠/Winter Orb》
4 《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
4 《レガシーの魅惑/Legacy’s Allure》
3 《水没/Submerge》
1 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2 《増進+衰退/Wax+Wane》


ストーリー:

昔エクステンディッドってのは今でいうレガシーみたいなフォーマットだった。デュアルランドが全部使えて、《Force of Will》が使えて、その他すげえパワフルなカードとコンボが山盛り。そのコンボの中のひとつに「イリュージョン・ドネイト」ってのがあった。「ネクロ・ドネイト」デッキに組み込まれて世界中に知られたコンボなんだが、少しずつ禁止カード(ひとつひとつは充分には思えなかったが)によって力を殺がれていった。いくつもの構成パーツが禁止されて、「ドネイト」は殆ど死んだデッキだと思われてた。(*12)
だがプロツアー・ニューオーリンズで「ドネイト」は復活の勝利を飾った。誰あろう、カイ・ブッディその人の手で。俺も実はあのプロツアーでは青単タッチ赤の「ドネイト」を使ってたんだけど、カイのデッキの方が強かったのは確かだった。特に直接対戦したときは分が悪かった。実際トップ8を賭けた試合で俺はカイに負けてるんだ。

いや、ドネイトの話じゃなかった――と言いたいところだが必ずしもそうとも言えない。当時の環境は間違いなくドネイトが中心だったし、続くエクステンディッドシーズンでもそれは引き継がれた。つまり、コンボデッキとアンチコンボデッキの対決って構図だ。
アンチコンボのひとつに「ミラクル・グロウ」ってデッキがあった。後に殿堂入りしたアラン・カマー(*13)がデザインした、土地が 10 枚しか入ってない青緑のデッキで、速いクロックを打ち消し呪文でバックアップする戦略でコンボデッキに対抗していた。アランが何年も前に作った青単「ターボ・ゼロックス」デッキの言ってみれば現代版で、キャントリップを死ぬほどデッキに詰め込むことで、土地の枚数を切り詰めると同時にゲームの後半には1ターンに多くのスペルを唱えられる、という理論に基づいて組まれたデッキだった。このデッキ構築は現代レガシーでの構築理論の一里塚になっているんだが、それは後の話で、当時はこれほど土地の少ないデッキなんて初めて見たし、とにかくヘンテコなデッキだとしか思えなかったもんだった。

アランの「ミラクル・グロウ」デッキは大成功し、「ドネイト」に対する解答を探していたプレイヤーたちの間で大流行した。ついには「ドネイト」を数でしのぐまでになり、いやもしかすると超えてなかったかも知れないが、とにかく当時の環境で“倒すべきデッキ”になった。そうなると「スライ」デッキが勢力を伸ばし始める。クリーチャーが小粒な上に《ジャッカルの仔》や《ボール・ライトニング》を除去れる呪文が少ない「ミラクル・グロウ」に、「スライ」は滅法強いからだ。

グランプリ・ヒューストンが近づいたある日、ベン・ルビンがこの世で一番いかれてるデッキを持ってるんだとか言い出した。ベンは本気で言ってたらしく、俺にアプレンティス用の dec ファイルを送ってよこしたんだが、そのファイル名は "sickestever.dec" だった。ミラクル・グロウから《野生の雑種犬》《ガイアの空の民》《波止場の用心棒》といった小粒なクリーチャーを抜いて、代わりに白を足して《剣を鍬に》《翻弄する魔道士》《秘教の処罰者》を足していた。見るからに面白そうなデッキだった。
俺は「ミラクル・グロウ」は全体的にカードパワーが低すぎるから嫌いだったんだが、このデッキはミラクル・グロウの弱い部分を全部切り捨ててあった。俺たちはそのリストにさらに多少の修正を加え、《翻弄する魔道士》をサイドボードに落として、代わりに《マーフォークの物あさり》を入れた。手札の向上とスレッショルドの達成のためだ。

デッキは美の結晶だった。《剣を鍬に》は「ミラクル・グロウ」に対して素晴らしい脅威になってくれた。こっちは向こうのクリーチャーを除去できるのに、向こうはこっちの場に出てしまったクリーチャーには基本的にはさわれないのだ。また、赤単に対しても序盤の時間稼ぎとして役に立った。《翻弄する魔道士》はあらゆるコンボデッキを棺桶詰めにしたあげく蓋の釘まで打ち込んでくれたし、《秘教の処罰者》は全ての役割をこなしてくれると言ってよかった。ミラクル・グロウとの半同系対決では巨大で場を支配できる脅威になったし、赤単相手の時は火力1枚では対処できないクリーチャーとして相手に《火炎破》を打たせることができた。《火炎破》に対してならこっちは喜んで《Force of Will》を打てるってもんだ。「オース」デッキに対してすら、《冬の宝珠》でマナを縛ることができている時には《処罰者》は場を支配することができた。限られたマナでは《変異種》は彼に対処できるサイズになれないからだ。

グランプリ本戦では、このデッキを使ったプレイヤーはひとりを除いて全員二日目に進めた。ベンと俺は両方トップ8に残れた。お互いトーナメント表の違う山に入れたので、こりゃもしかして俺たちが決勝であいまみえる大団円を迎えちゃうのか、なんて思ってたんだが、ベンは準決勝でジョシュ・スミスに負けた。青緑黒のアンチ「グロウ」デッキで、《火薬樽》《破滅的な行為》《悪魔の布告》《水没》なんかが入ってて、さらにこっちの土地を切り詰めたマナベースにつけこむために《不毛の大地》まで入ってた。俺は残念ながら決勝でベンの仇をとることができず、 "sickestever.dec" もまた、家にトロフィーを持ち帰ることはできなかった。


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(*12)「ドネイト」は殆ど死んだデッキだと思われてた
2001-04-01 の禁止カード制定で《ネクロポーテンス》と《Demonic Consultation》が禁止になって、ドネイトは速度とパワーを大きく失った。
ドネイト(トリックス)の歴史については↓を参照。
http://www5.atpages.jp/rom/?mode=read&key=1281711019&log=0
(*13)アラン・カマー
本文にもある通り殿堂プレイヤー。やはり本文中に登場する「ターボ・ゼロックス」「ミラクル・グロウ」の作者としてつとに有名。ウィザーズ・オヴ・ザ・コースト社にも在籍した時期があり、初期のマジック・オンラインの開発に携わった。デッキビルダーの印象が強いが、本人がプレイヤーとして残した実績はリミテッドの方がずっと上だった。
Sideboard Online で「Deck Clinic」というデッキ診断・改造のコラムを連載していたこともある。おれが初めて和訳したのはその連載の記事だった。割と訳しやすい英語だったと記憶している。

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デッキ名:エスパー・ストーンブレイド
イベント名:プロツアー・ホノルル2009
デッキリスト:


メインデッキ:
2 《宮廷のホムンクルス/Court Homunculus》
4 《エスパーの嵐刃/Esper Stormblade》
2 《エスパーゾア/Esperzoa》
4 《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
3 《エーテル宣誓会の盾魔道士/Ethersworn Shieldmage》
4 《霞の悪鬼/Glaze Fiend》
4 《エーテリウムの達人/Master of Etherium》
4 《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》
4 《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》
4 《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》
4 《霧脈の境界石/Mistvein Borderpost》
4 《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》
3 《島/Island》
6 《平地/Plains》
4 《沼/Swamp》
4 《秘儀の聖域/Arcane Sanctum》

サイドボード:
3 《聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle》
3 《ゾンビの異国者/Zombie Outlander》
3 《対抗突風/Countersquall》
4 《流刑への道/Path to Exile》
2 《魂の操作/Soul Manipulation》


ストーリー:

プロツアー・ホノルルは俺にとって数年ぶりのプロレベルのイベントだった。カレッジを卒業してから、1年間マジックとポーカーのプロとして過ごしてみたが、突き詰めていくと俺はその生活には満足できなかった。VS システム(*14)のプロサーキットで初代のチャンピオンになった後、アッパー・デック社にスカウトされてサンディエゴでゲーム関係の仕事に就くことになった。俺は人生を変える機会を探してて、ちょうどそれが来たから飛びついた。マジックはしばらく後部座席に追いやられることになったってわけだ。

さて、プロツアー・ハリウッドまで時間を早送りしよう。俺はもうアッパー・デックは辞めてて、パトリック・サリヴァンとベン・セックと一緒にロサンゼルスまでドライヴがてら旧友たちに会いに行こう(それとも、テーマを探しに行こう(*15))って決めたところだ。車ん中でパットの奴が自分の使ってる赤単デッキについてしゃべりだした。《巻物の大魔術師》《月の大魔術師》《変わり谷》なんかが入ってるデッキで、どのカードも俺が昔使ってたカードのリメイク版だった。俺は戦いたくてうずうずしてきて、会場に着くなりパットのデッキに入ってるカードを全部買うか借りるかして揃えた。俺は最終予選で4勝2敗だった。1敗は本戦で優勝したジンディのデッキに似た緑黒のデッキで、もう1敗はパット本人とのミラーマッチだった。俺はその週末に会場で2回のプロツアー予選が開催されることを聞きつけて、そのフォーマットの環境がどんな感じなのか知るために飛び回って、早速それに見合ったデッキを組み始めた。俺はまたこのゲームに完璧にハマってた。

ブロック構築のプロツアー予選に「ドラン」で何回か出て、トップ8に4回入ったけど一度も勝てなかった。プロツアー・京都予選の期間中は友人の結婚式やら休暇やらで町を離れてて、結局一度も挑戦すらしなかったんだが、次のプロツアーがハワイだって知った時にはなんとしても行かなきゃならないと思った。多分1ダースぐらいの予選に出て、とうとうラスベガスでの予選で権利が取れた。そのためだけに、俺独りで車を転がしてって参加した予選だった。

俺は――サンディエゴの近所に住むようになってたもんで――ベン・ルビンと調整を始めて、すぐに「ジャンド」が明らかに最強のデッキだとわかった。《芽吹くトリナクス》《血編み髪のエルフ》《瀝青波》《荒廃稲妻》といったカードたちは環境の中でもずば抜けて強力なカードたちだった。差は歴然としていた。

不幸にも、世界中がそれを知っていた。ブロック構築はプロツアーの一週間前に行われたマジック・オンライン・チャンピオンシップで用いられていたフォーマットで、上位に入ったデッキには全部《血編み髪のエルフ》が入っていた。ここで言う「全部」ってのは殆どとか概ねとか言う意味じゃなくて、文字通りひとつ残らずってことだった。「ジャンド」のミラーマッチで確実に役に立つカードを見つけるのは簡単じゃなかった。誰もがそれを探してる状況ではなおさらだ。だが、運のいいことに、解答はハワイで俺を待っていてくれた。

それは俺の一番好きなタイプの解答でもあった。つまり、誰も考えもしないようなカードだ。世界中の誰もが「最強のデッキ」の座を狙ってる時ってのは、往々にして誰も予想してないデッキが最強だったりするもんだ。俺はプロツアー本戦の数日前、それこそハワイに着いてからそのデッキに出会った。ニール・リーヴズがデザインしてイェルガー・ヴィーガーズマが使おうとしてたエスパー・ビートダウンだ。そん時はちょっとしたメンツが揃ってた――俺、イェルガー、ベン・ルビン、ジェイミー・パーク、マーク・ハーバーホルツ、ポール・リーツル、デイヴィッド・ウィリアムズ、ガブリエル・ナシフ、ノア・ボーケン。みんな同じビーチハウスにこもってて、とにかくジャンドだけは使いたくないってことで、他のいろんなデッキをテストしてたんだ。

とはいえエスパーを使うのは躊躇した。とにかくメタられると全く弱いのは認めざるを得なくて、《ヴィティアの背教者》とか《蔓延》で即死しちまう。だけどトーナメント会場でカードを買うためにバイヤーを覗いたらジャンドミラーでしか使わない《霧を歩むもの、ウリル》が 30 ドルとかになってて、俺は確信した。どいつもこいつもジャンドのミラーマッチしか考えてないし、そのためにミラーマッチ用のサイドボードの軍拡競争になってる。そいつらにしてみれば、居るか居ないかわからないデッキのためにサイドボードに割くスペースは殆どないだろう。

計略は成功だった――まあ、少なくとも俺らの何人かにとっては、だ。俺はスイスラウンドで9勝1敗だった。《エーテル宣誓会の法学者》とプロテクション付き熊が、次から次に当たるジャンドを全部なぎ倒してくれたし、《ヴィティアの背教者》をデッキに入れてた奴はひとりだけで、《蔓延》は1枚たりとも使われてなかった。
プロツアーが終わった直後の水曜日、つまり俺が帰りの飛行機に乗ってた日だが、M10 ルールがアナウンスされて、「ダメージをスタックにのっけてから《飛行機械の鋳造所》でサクってトークンを出す」ってプレイングはできなくなった。俺たちはおそらく最強のデッキを持ち込んでたけど、それはまさにあの週のあのイヴェントのためだけのデッキだったんだ。

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(*14)VS システム
Vs. System。アッパー・デック社が発売していた、アメコミを題材としたトレーディングカードゲーム。一時期日本語版もホビージャパン社から出ていた。プロサーキットはマジックでいうプロツアーみたいなものであるようだ。2004 年に発売開始、2009 年に開発終了。キブラーはアッパー・デック社を去った後も基本的にはゲームデザイナーをやってるみたい。
(*15)それとも、テーマを探しに行こう
お手上げオヴザイヤー。ここひと月これを訳せずに悩んでいた。というのはまあ嘘ですけどともあれ原文は
I was no longer working at Upper Deck, and I decided to drive up to LA with Patrick Sullivan and Ben Seck to see some old friends (see a theme?).
こんな感じ。何故 ’see a theme?’ なんていきなり出てくるのか。

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デッキ名:パニシング・ズー
イベント名:プロツアー・オースティン2009
デッキリスト:


メインデッキ:
3 《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
4 《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
3 《貴族の教主/Noble Hierarch》
3 《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
4 《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4 《野生のナカティル/Wild Nacatl》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
2 《稲妻のらせん/Lightning Helix》
4 《流刑への道/Path to Exile》
4 《罰する火/Punishing Fire》
1 《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
1 《森/Forest》
1 《山/Mountain》
1 《平地/Plains》
4 《乾燥台地/Arid Mesa》
1 《幽霊街/Ghost Quarter》
4 《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》
2 《湿地の干潟/Marsh Flats》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1 《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
2 《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
1 《寺院の庭/Temple Garden》
2 《樹上の村/Treetop Village》

サイドボード:
4 《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
3 《血染めの月/Blood Moon》
3 《古えの遺恨/Ancient Grudge》
1 《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》
3 《幽霊街/Ghost Quarter》
1 《神聖なる泉/Hallowed Fountain》


ストーリー:

これは以前書いてる。

Part 1
http://www.starcitygames.com/magic/extended/18218_The_Dragonmasters_Lair_A_Pro_Tour_Austin_Report_Part_1_Winner.html

Part 2
http://www.starcitygames.com/magic/extended/18246_The_Dragonmasters_Lair_A_Pro_Tour_Austin_Report_Part_2_Winner.html


デッキ名:コー・ブレイド
イベント名:プロツアー・パリ2011
デッキリスト:


メインデッキ:
1 《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》
1 《シルヴォクの生命杖/Sylvok Lifestaff》
4 《戦隊の鷹/Squadron Hawk》
4 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
1 《剥奪/Deprive》
3 《マナ漏出/Mana Leak》
4 《呪文貫き/Spell Pierce》
1 《冷静な反論/Stoic Rebuttal》
3 《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》
4 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
4 《審判の日/Day of Judgment》
4 《定業/Preordain》
5 《島/Island》
4 《平地/Plains》
4 《天界の列柱/Celestial Colonnade》
4 《氷河の城砦/Glacial Fortress》
1 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4 《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
4 《地盤の際/Tectonic Edge》

サイドボード:
3 《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
1 《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》
2 《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
2 《神への捧げ物/Divine Offering》
2 《瞬間凍結/Flashfreeze》
1 《否認/Negate》
4 《失脚/Oust》


ストーリー:

流石に今これについて知りたい人はいないんじゃないかな……


さて、今日はこの辺でおしまいだ。マジックの歴史に沿う形で俺の大好きなデッキを振り返ってきたが、楽しんでもらえたなら幸いだ。ついでに皆さんの役に立てばいいんだが。記事の中では光栄な戦績についていくつか言及することができたが、書き始めたときに考えてたよりもずっと長文になっちまったんで、最初考えてたリストは諦めざるを得なかった。もしかするといつかまた、今回取り上げられなかったデッキについて振り返ってみることもあるかも知れない。


じゃあまた。
bmk


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キブラーのデッキ、レッドゾーン以外殆ど知らなかったので興味深く読みました。思っていた以上にローグ志向が強いみたいですね。どちらかというとチューナータイプに見受けられますが、かなりピーキーなチューンをすると言えるのではないでしょうか。

例によって誤訳の指摘や「自分ならこう訳す」といった意見は歓迎します。特に註で挙げたところはご教示いただけると嬉しいです。コメント欄へお願いします。

相変わらず「うおお訳すぜええ」みたいなテンションではないのですが、一応次に訳すものは決まっているので、また細々と進めていきたいと思っています。

コメント

しょっとこ
2011年10月28日15:09

翻訳お疲れ様でした。こういった歴史ものの記事は面白いですよね。

(*15)それとも、テーマを探しに行こう>
see a theme?は結論から言うと、読者への問いかけだと思います。
「ドライブして友人に会いに行く」行為を前にもしてた(おそらくティンカーの項で)傾向(テーマ)に気付いた?という意味でしょう。。。多分

re-giant
2011年10月30日16:50

カード名や人物名などがとにかく懐かしすぎます。Gary Wiseのお別れの言葉は Cheap Magic(真木さんのホームページ)に和訳が載ってたなー、とか、VSシステムはRPGマガジンだかゲームぎゃざだかに紹介記事があったような、とか。

高潮の
2011年10月31日1:44

ありがとうございます。なるほど。と思うところもあるのですが、そうなのだろうかとも思います。保留とさせてください。もう少し考えてみます。他に意見のある方いらっしゃれば教えてください。

高潮の
2011年10月31日1:44

それでいてキブラー、途中抜けてた時期も結構長いとはいえ、未だに現役ばりばりのプレイヤーなのが凄いですよね。ワイズの最後の言葉は確かに和訳見た憶えがあったんですが Cheap Magic でしたか。VS システムの記事は自分は見たことないですが、ホビージャパンが出してたんですから少なくともどちらかには出てたでしょうね。

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