翻訳:俺が使った最強デッキ(抄)/ブライアン・キブラー
2011年9月8日 翻訳 コメント (10)ズヴィの後編はちょっとあとまわしにして、今回は箸休め的にキブラーの自作デッキ解説を。元記事はもっともっと長いのですが、レッドゾーンのところだけ訳してみました。個人的にレッドゾーンってデッキはかなり好きで、MTG Wiki の「レッドゾーン」の項は殆どおれひとりで書いたほどなのですが、今回この記事を読んだらやっぱり新たに知れたこともありました。
原文:The Dragonmaster’s Lair - The Best Decks I’ve Ever Played (2011-04-08)
http://www.starcitygames.com/magic/misc/22234_The_Dragonmasters_Lair_The_Best_Decks_Ive_Ever_Played.html
デッキ名:レッドゾーン
トーナメント:プロツアー・シカゴ 2000
デッキリスト:
メインデッキ:
4 《極楽鳥/Birds of Paradise》
4 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4 《リバー・ボア/River Boa》
4 《キマイラ像/Chimeric Idol》
4 《ブラストダーム/Blastoderm》
3 《翡翠のヒル/Jade Leech》
4 《古代のハイドラ/Ancient Hydra》
2 《煽動するものリース/Rith, the Awakener》
3 《増進+衰退/Wax+Wane》
4 《ハルマゲドン/Armageddon》
8 《森/Forest》
4 《低木林地/Brushland》
4 《真鍮の都/City of Brass》
4 《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
4 《リシャーダの港/Rishadan Port》
サイドボード:
3 《カヴーのカメレオン/Kavu Chameleon》
4 《アルマジロの外套/Armadillo Cloak》
2 《サイムーン/Simoon》
3 《サーボの命令/Tsabo’s Decree》
2 《野火/Flashfires》
1 《抹消/Obliterate》
ストーリー:
世界選手権が終わってみると、俺はまた権利無しの立場に戻ってるってことに気がついた。当時はまだニューイングランドに住んでたんだけど、とにかく夏中プロツアー予選に出続けて、一度も権利が取れなかった。秋になったら学校に戻らなくちゃならなくなって、当面プロツアーに戻れる見込みはなくなった。ある日、ベアネイキッド・レディース(*1)のライヴに行って、すっかり遅くなって(ついでにしこたま酔っぱらって)帰ったら、ダン・ブライディからインスタント・メッセージが届いてた。
「よう、権利が取れたらしいな!」
心臓が胸郭の中でひっくり返った。何が取れたって? 俺はシカゴのレーティングによる権利獲得者リストの一覧表のリンクを踏んで、確かに自分の名前があるのを確認した。ちょうどその頃ウィザーズがスタンダードとエクステンディッドのレーティングを統合して「構築」にして、それに伴ってレーティングでの招待をあてにしてた奴が権利取れないなんてことがないように、全員のレーティングが「凍結」された。俺のレートは凍結直前で招待枠の下から二番目だったんだ。つってもその時その辺の事情までわかったわけじゃない。その日俺がしたことと言えば一晩中寮の周りを大声で叫びながら走り回ることと、カレッジの友人全員に「MISE MISE MISE MISE MISE!(*2)」って書いたメッセージを送りつけまくることだった。誰にも意味がわからなかったと思う。
俺は Apprentice(*3) でのプレイテストを再開した。面子は世界選手権の時とほぼ同じ。シカゴで予想されるデッキは「《ヤヴィマヤの火》(ファイアーズ)」デッキ、「レベル」、《まばゆい天使》を使った「青白コントロール」、そして「青黒《冥界のスピリット》コントロール」辺りで、大雑把にこの順番で多いだろうと思った。俺はこの全部に勝てるデッキを作り始めた。
テストを始めてすぐに、上に挙げたこの環境でのメジャーなデッキは全部マナ喰い虫だってことに気がついた。「ファイアーズ」は《はじける子嚢》を出したいし、「レベル」はクリーチャーを連れてくるために(*4)マナをめちゃくちゃ使う。そしてコントロールデッキはなにをするにもマナがたくさん欲しい。俺はこいつらを倒すために《ハルマゲドン》の入ったデッキを組んでやろうと決めた。
《ハルマゲドン》の最良のお供がマナ・クリーチャーなのは間違いないので、色は緑白に決まった。まずは直球の緑白デッキを組んでみたが、時代は《剣を鍬に》後《流刑への道》前だったんで、緑白デッキは対戦相手のクリーチャーに手出しができなかった。コントロールデッキが《まばゆい天使》という絶対殺さなきゃならないクリーチャーを積んでるってわかってるのに除去無しで戦うのは嫌だった。当時「レベル」が使ってたみたいに《パララクスの波》を入れる手も考えたんだが、《ヤヴィマヤの火》《はじける子嚢》《パララクスの波》があふれる環境で、エンチャント除去はみんな積んでるだろうから、エンチャントにクリーチャー除去の役目を任せる気にはなれなかった。
そこへ《古代のハイドラ》があらわれた。アプレンティスではだいたいベン・ルビンと調整してたんだけど、《ハイドラ》はルビンが「ファイアーズ」に入れてたあんまり見慣れないカードだった。俺は《ハイドラ》が気に入った。殆どの除去呪文と違って、どんな時に引いても無駄カードにならないのがいい。《まばゆい天使》を倒せるだけじゃなくて、複数の《ラノワールのエルフ》や《極楽鳥》を片付けて、その後の《ハルマゲドン》を壊滅的な打撃にすることもできる。緑白が緑白赤になるまで時間はかからなかった。
運命というべきだろう、その三色のマルチカラーのカードが《扇動するもの、リース》だった。俺は「ファイアーズ」デッキはでかいクリーチャーを倒す有効な手段を持ってないってことに気付いてた。ファイアーズとやり合う一番いい方法は、エンチャント除去をデッキに入れつつ、相手よりでかいクリーチャーを出すことだ。リースはこのプランの中心になった。彼女は《ブラストダーム》をブロックしても生き残れる(被覆があるおかげで《ヤヴィマヤの火》で対象にとることができないからだ)し、1回でも殴って苗木を出すことができれば、ファイアーズ側が挽回することは殆ど不可能だ。
ファイアーズの棺桶に打ち込むための最後の釘をサイドボードに用意した。《アルマジロの外套》は州別選手権でジョン・ソンヌが使ってた緑白デッキのサイドボードで見かけたカードなんだが、「ファイアーズ」デッキとのマッチアップには完璧に思えた。面白かったのは、そもそもは《翡翠のヒル》とか《リバー・ボア》とかに《外套》をつけて盤面を支配したり、「《ヤヴィマヤの火》+《はじける子嚢》」の総攻撃に備えるためのライフを稼いだりするだけの心算だったのが、実際使ってみるともっとずっとすごいことができるカードだったってこと。
《リース》に《アルマジロの外套》をつけたってのがトーナメントの後には話題になってたんだが、一番役に立ったサイドボードは2枚のインスタントだった。《サイムーン》と《サーボの命令》はこのイベントを通しての MVP だ。どっちも最後の方に足したカードだったが――《命令》なんて当日の朝入れたんだぜ――それぞれ完璧に「ファイアーズ」と「レベル」を叩きのめしてくれた。ファイアーズとの対戦はとにかくマナがなにより重要で、特に絶対に相手には充分なマナを与えないようにしなくちゃいけない。《ハルマゲドン》と《古代のハイドラ》がその仕事の担当なんだが、《サイムーン》はもっと速い。俺は2枚の《サイムーン》だけで何ゲームかは拾ったと思う。《サーボの命令》はレベルを使ってる対戦相手が全員すげえ驚いてたが、到底勝てそうもないゲームをたった一枚でひっくり返してくれて、これだけでマッチアップの相性までこっちの有利がつくぐらいだった。
もしあの準決勝でもう少し引きに恵まれて、もう少しだけいいプレイングができてたら、カイ・ブッディが「ジャーマン・ジャガーノート」って呼ばれるのもちょっとだけ遅くなってたかも知れない。で、俺がプロツアーを勝つのも 10 年ばかり早くなってたかも知れないんだ。
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(*1)ベアネイキッド・レディース
Barenaked Ladies。バンドの名前。
(*2)mise
マジックのスラングで、単なるラッキーを指す言葉らしい。語源は might as well から、とのこと。MiseTings のネーミングもこれが由来らしい。全く知らなかった。
参考→http://wiki.mtgsalvation.com/article/Magic_slang
(*3)Apprentice
オンラインでマジックの対戦ができるフリーウェア。
(*4)クリーチャーを連れてくるために
「レベル」という部族テーマのメカニズムのひとつに「ライブラリからレベル・クリーチャーを直接場に出せる」という能力があって、「レベル」デッキの強さはこのメカニズムがもたらす膨大なカード/ボードアドヴァンテージにある。
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なんでこのデッキが好きかというと、ひとつは環境を殆ど完璧に読み切れていて、なおかつ誰もやらないアプローチをしてるから。「アグロ・ウォーター」がいたのは計算違いだったみたいだけど、それ以外はデッキ分布も大体キブラーの予想通り。
もうひとつは、にもかかわらず完璧とは到底言い難いデッキだから。《リシャーダの港》全盛期に《真鍮の都》を4枚使った3色デッキ、しかも自分でも《港》4枚という攻めっぷり。言われてみると確かにいかにも当日の朝突っこみましたという感じの《サーボの命令》。
でも、そんな突っ込みどころがありながらコンセプトの正しさだけで勝ち上がった、というところがなんとなく面白いなあと思う。好きなのはその辺りまで含めて、かな。
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アクセス解析好きなのでちまちま見てるんだけど、放課後まじっく倶楽部さんがとにかく強い。Private Square さんと互角ぐらいだろうと思っていたのだが、体感ではいささか差があるようだ。ただ、トップページの形態の違いも影響してそうではある。たとえば Private Square さんは1日経つともう前日のリンクはかなり下に行ってしまうのだけど、放課後さんだとトップページからはみ出すまではほぼ最初の一画面に収まっている。調べようがないけどこの差はたぶん結構あると思う。
あと先日の PV の「試合に負けるための 10 の方法」は遊戯王プレイヤーの方のツイートからリンク張られててわりとちょくちょく人が来てた。面白い。普遍的な内容だとそういうこともあるか。
原文:The Dragonmaster’s Lair - The Best Decks I’ve Ever Played (2011-04-08)
http://www.starcitygames.com/magic/misc/22234_The_Dragonmasters_Lair_The_Best_Decks_Ive_Ever_Played.html
デッキ名:レッドゾーン
トーナメント:プロツアー・シカゴ 2000
デッキリスト:
メインデッキ:
4 《極楽鳥/Birds of Paradise》
4 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4 《リバー・ボア/River Boa》
4 《キマイラ像/Chimeric Idol》
4 《ブラストダーム/Blastoderm》
3 《翡翠のヒル/Jade Leech》
4 《古代のハイドラ/Ancient Hydra》
2 《煽動するものリース/Rith, the Awakener》
3 《増進+衰退/Wax+Wane》
4 《ハルマゲドン/Armageddon》
8 《森/Forest》
4 《低木林地/Brushland》
4 《真鍮の都/City of Brass》
4 《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
4 《リシャーダの港/Rishadan Port》
サイドボード:
3 《カヴーのカメレオン/Kavu Chameleon》
4 《アルマジロの外套/Armadillo Cloak》
2 《サイムーン/Simoon》
3 《サーボの命令/Tsabo’s Decree》
2 《野火/Flashfires》
1 《抹消/Obliterate》
ストーリー:
世界選手権が終わってみると、俺はまた権利無しの立場に戻ってるってことに気がついた。当時はまだニューイングランドに住んでたんだけど、とにかく夏中プロツアー予選に出続けて、一度も権利が取れなかった。秋になったら学校に戻らなくちゃならなくなって、当面プロツアーに戻れる見込みはなくなった。ある日、ベアネイキッド・レディース(*1)のライヴに行って、すっかり遅くなって(ついでにしこたま酔っぱらって)帰ったら、ダン・ブライディからインスタント・メッセージが届いてた。
「よう、権利が取れたらしいな!」
心臓が胸郭の中でひっくり返った。何が取れたって? 俺はシカゴのレーティングによる権利獲得者リストの一覧表のリンクを踏んで、確かに自分の名前があるのを確認した。ちょうどその頃ウィザーズがスタンダードとエクステンディッドのレーティングを統合して「構築」にして、それに伴ってレーティングでの招待をあてにしてた奴が権利取れないなんてことがないように、全員のレーティングが「凍結」された。俺のレートは凍結直前で招待枠の下から二番目だったんだ。つってもその時その辺の事情までわかったわけじゃない。その日俺がしたことと言えば一晩中寮の周りを大声で叫びながら走り回ることと、カレッジの友人全員に「MISE MISE MISE MISE MISE!(*2)」って書いたメッセージを送りつけまくることだった。誰にも意味がわからなかったと思う。
俺は Apprentice(*3) でのプレイテストを再開した。面子は世界選手権の時とほぼ同じ。シカゴで予想されるデッキは「《ヤヴィマヤの火》(ファイアーズ)」デッキ、「レベル」、《まばゆい天使》を使った「青白コントロール」、そして「青黒《冥界のスピリット》コントロール」辺りで、大雑把にこの順番で多いだろうと思った。俺はこの全部に勝てるデッキを作り始めた。
テストを始めてすぐに、上に挙げたこの環境でのメジャーなデッキは全部マナ喰い虫だってことに気がついた。「ファイアーズ」は《はじける子嚢》を出したいし、「レベル」はクリーチャーを連れてくるために(*4)マナをめちゃくちゃ使う。そしてコントロールデッキはなにをするにもマナがたくさん欲しい。俺はこいつらを倒すために《ハルマゲドン》の入ったデッキを組んでやろうと決めた。
《ハルマゲドン》の最良のお供がマナ・クリーチャーなのは間違いないので、色は緑白に決まった。まずは直球の緑白デッキを組んでみたが、時代は《剣を鍬に》後《流刑への道》前だったんで、緑白デッキは対戦相手のクリーチャーに手出しができなかった。コントロールデッキが《まばゆい天使》という絶対殺さなきゃならないクリーチャーを積んでるってわかってるのに除去無しで戦うのは嫌だった。当時「レベル」が使ってたみたいに《パララクスの波》を入れる手も考えたんだが、《ヤヴィマヤの火》《はじける子嚢》《パララクスの波》があふれる環境で、エンチャント除去はみんな積んでるだろうから、エンチャントにクリーチャー除去の役目を任せる気にはなれなかった。
そこへ《古代のハイドラ》があらわれた。アプレンティスではだいたいベン・ルビンと調整してたんだけど、《ハイドラ》はルビンが「ファイアーズ」に入れてたあんまり見慣れないカードだった。俺は《ハイドラ》が気に入った。殆どの除去呪文と違って、どんな時に引いても無駄カードにならないのがいい。《まばゆい天使》を倒せるだけじゃなくて、複数の《ラノワールのエルフ》や《極楽鳥》を片付けて、その後の《ハルマゲドン》を壊滅的な打撃にすることもできる。緑白が緑白赤になるまで時間はかからなかった。
運命というべきだろう、その三色のマルチカラーのカードが《扇動するもの、リース》だった。俺は「ファイアーズ」デッキはでかいクリーチャーを倒す有効な手段を持ってないってことに気付いてた。ファイアーズとやり合う一番いい方法は、エンチャント除去をデッキに入れつつ、相手よりでかいクリーチャーを出すことだ。リースはこのプランの中心になった。彼女は《ブラストダーム》をブロックしても生き残れる(被覆があるおかげで《ヤヴィマヤの火》で対象にとることができないからだ)し、1回でも殴って苗木を出すことができれば、ファイアーズ側が挽回することは殆ど不可能だ。
ファイアーズの棺桶に打ち込むための最後の釘をサイドボードに用意した。《アルマジロの外套》は州別選手権でジョン・ソンヌが使ってた緑白デッキのサイドボードで見かけたカードなんだが、「ファイアーズ」デッキとのマッチアップには完璧に思えた。面白かったのは、そもそもは《翡翠のヒル》とか《リバー・ボア》とかに《外套》をつけて盤面を支配したり、「《ヤヴィマヤの火》+《はじける子嚢》」の総攻撃に備えるためのライフを稼いだりするだけの心算だったのが、実際使ってみるともっとずっとすごいことができるカードだったってこと。
《リース》に《アルマジロの外套》をつけたってのがトーナメントの後には話題になってたんだが、一番役に立ったサイドボードは2枚のインスタントだった。《サイムーン》と《サーボの命令》はこのイベントを通しての MVP だ。どっちも最後の方に足したカードだったが――《命令》なんて当日の朝入れたんだぜ――それぞれ完璧に「ファイアーズ」と「レベル」を叩きのめしてくれた。ファイアーズとの対戦はとにかくマナがなにより重要で、特に絶対に相手には充分なマナを与えないようにしなくちゃいけない。《ハルマゲドン》と《古代のハイドラ》がその仕事の担当なんだが、《サイムーン》はもっと速い。俺は2枚の《サイムーン》だけで何ゲームかは拾ったと思う。《サーボの命令》はレベルを使ってる対戦相手が全員すげえ驚いてたが、到底勝てそうもないゲームをたった一枚でひっくり返してくれて、これだけでマッチアップの相性までこっちの有利がつくぐらいだった。
もしあの準決勝でもう少し引きに恵まれて、もう少しだけいいプレイングができてたら、カイ・ブッディが「ジャーマン・ジャガーノート」って呼ばれるのもちょっとだけ遅くなってたかも知れない。で、俺がプロツアーを勝つのも 10 年ばかり早くなってたかも知れないんだ。
---------------------------
(*1)ベアネイキッド・レディース
Barenaked Ladies。バンドの名前。
(*2)mise
マジックのスラングで、単なるラッキーを指す言葉らしい。語源は might as well から、とのこと。MiseTings のネーミングもこれが由来らしい。全く知らなかった。
参考→http://wiki.mtgsalvation.com/article/Magic_slang
(*3)Apprentice
オンラインでマジックの対戦ができるフリーウェア。
(*4)クリーチャーを連れてくるために
「レベル」という部族テーマのメカニズムのひとつに「ライブラリからレベル・クリーチャーを直接場に出せる」という能力があって、「レベル」デッキの強さはこのメカニズムがもたらす膨大なカード/ボードアドヴァンテージにある。
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なんでこのデッキが好きかというと、ひとつは環境を殆ど完璧に読み切れていて、なおかつ誰もやらないアプローチをしてるから。「アグロ・ウォーター」がいたのは計算違いだったみたいだけど、それ以外はデッキ分布も大体キブラーの予想通り。
もうひとつは、にもかかわらず完璧とは到底言い難いデッキだから。《リシャーダの港》全盛期に《真鍮の都》を4枚使った3色デッキ、しかも自分でも《港》4枚という攻めっぷり。言われてみると確かにいかにも当日の朝突っこみましたという感じの《サーボの命令》。
でも、そんな突っ込みどころがありながらコンセプトの正しさだけで勝ち上がった、というところがなんとなく面白いなあと思う。好きなのはその辺りまで含めて、かな。
--
アクセス解析好きなのでちまちま見てるんだけど、放課後まじっく倶楽部さんがとにかく強い。Private Square さんと互角ぐらいだろうと思っていたのだが、体感ではいささか差があるようだ。ただ、トップページの形態の違いも影響してそうではある。たとえば Private Square さんは1日経つともう前日のリンクはかなり下に行ってしまうのだけど、放課後さんだとトップページからはみ出すまではほぼ最初の一画面に収まっている。調べようがないけどこの差はたぶん結構あると思う。
あと先日の PV の「試合に負けるための 10 の方法」は遊戯王プレイヤーの方のツイートからリンク張られててわりとちょくちょく人が来てた。面白い。普遍的な内容だとそういうこともあるか。
コメント
翻訳楽しみにしています。
色々なTCGプレイヤーのブログからリンクされていましたし
マジックは結構(TCG的に)普遍的な内容を書けるゲームなので
そういうことは結構あるのかもしれませんね。
面白かったです。
リンクさせていただきます。
今後も楽しみにしてます!